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八栗ケーブル総論

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四国八十八箇所の第八十五番札所、八栗寺への参拝客輸送を目的に作られた八栗ケーブル香川県高松市にあります。八栗登山口駅と八栗山頂駅を結ぶ中四国で唯一のケーブルカーです。

 

八栗ケーブルとは

八栗ケーブルは、1931年(昭和6年)から1944年(昭和19年)にかけてに八栗登山鉄道が運営していましたが、戦後に新会社の八栗ケーブル(現在の四国ケーブル)によって1964年(昭和39年)に復活しました。1964年の開業時から現在まで同じ車両が活躍しています。

 

八栗ケーブルに乗車するまで

八栗ケーブルの駅前にバス停や駅はないため、ことでん八栗駅またはJR高徳線古高松南駅から徒歩かタクシーのみでのアクセスになります。距離的に八栗駅の方が近いことから四国ケーブルのホームページでも八栗駅からのアクセスが記載されています。徒歩の場合は25分から30分程度かかり八栗登山口駅までは上り坂であることから徒歩を選択する際は注意が必要です。

 

www.google.co.jp

 

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八栗登山口駅に到着


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古高松南駅から徒歩30分以内で行ける上、スマートフォンのグーグルマップを見て歩けば何とかなると判断したことから歩くことにしました。スマートフォンを見つつ歩くこと25分程で八栗登山口駅に到着しました。15分おきに出発しているため接続にそこまで気にする必要はありません。

 

早速きっぷを購入します。上りだけもしくは下りだけという購入の仕方もできますが、せっかくなので往復で購入しました。

 


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駅舎内にはケーブルカーについて解説された掲示物等がありました。

 

車両について


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八栗ケーブル形式はコ-1形とされており、赤と青の2両が在籍しています。東海道新幹線0系をモチーフにしているとも言われています。ちなみに0系とコ‐1形は同じ場所(日立製作所)で製造されています。ドアは3か所あり全て折戸となっています。

 


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車内は写真のようにボックスシートとなっています。運転席横にも座席があるため前面展望に最適です。

 

出発進行!!


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運転士さんの「ドアが閉まりま~す」の声でドアが閉まり発車しました。時速12km/hであるためゆっくりと走行します。発車後すぐに放送が流れ、到着までの約4分間はいろは歌が流れました。

 

八栗ケーブルは2両の車両が1本のロープ(ワイヤー)でつながっていることから、途中でもう片方の車両とすれ違います。

 

八栗山頂駅から再び乗車


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八栗山頂駅ではおみやげ等を販売しています。

 


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発車時刻直前まで改札は行われず乗り場には行けないため待合室で待機となります。

 

出発時刻となり動き出した直後、ホームにいた従業員の方が「ありがとうございました」と言いながら深々と一礼していたのが印象的でした。もしかしたら八栗登山口駅発車時にも同じようなことをしていたのかもしれません。下りも上り同様に「いろは歌」が流れるのかと思ったら今度はシルクロードの歌」が流れました。約4分後、八栗登山口駅に到着しました。

 

運賃・時刻等について

八栗ケーブルの運賃は大人1000円(往復)となっており、15分おきに運行しています。詳細については八栗ケーブルのホームページを参照してください。

 

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