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急に窓が曇った!! 六甲ライナーの不思議発見


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六甲ライナー(愛称)はJR住吉駅に隣接する住吉駅から阪神電車魚崎駅を通りつつ、六甲アイランドマリンパーク駅を結ぶ全長4.5㎞の短い路線です。新交通システムであり無人で運転されています。

 

そんな六甲ライナーですが、乗っているといきなり窓ガラスが曇ります。さっきまで透明で車窓を楽しんでいたのに…。

 


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曇った窓(写真左側の窓)をよく見ると「瞬間くもりガラス」と記されています。なんだこれは???

 

六甲ライナーを運行している神戸新交通のホームページに答えが書いてありました。

六甲ライナーの瞬間くもりガラスは、2枚のガラスの間に液晶シートを挟み込んだ合わせガラスとなっています。液晶シートの中には特殊ポリマーが封入されており、電圧の制御によって、ガラスの透明・不透明を切替えております。具体的には、特殊ポリマーの中で液晶の分子は、通常不規則に並んでおり、ガラスは白く濁っています。これに電圧をかけると一定方向に整列し、光の屈折が無い透明状態となります。つまり、電圧がかかっているときは、通常の透明な状態となり、ガラスに電圧がかかっていないときはくもり状態となります。

             出典:https://www.knt-liner.co.jp/faq/517/

 

なぜ六甲ライナーではこのガラスを導入するのでしょう。理由は、六甲ライナー沿線に住む住民のプライバシーを守るためです。したがって住宅地に隣接する西側の窓に設置されています。

 

瞬間くもりガラスは住吉~南魚崎間に一部区間で曇ります。この様子を見たい方は六甲ライナーに乗って自分の目で確かめてみてください。

 

参考までに下記のツイートでは曇っているガラスが透明になる瞬間の映像を掲載しています。

 

 

鉄道コム