一生に一度は見ておきたい珍百景なトンネル
写真を見て多くの人が「トンネルなのに山ねーじゃん!!」と思ったはずです。
このトンネルは「町内(まちうち)トンネル」と言い、全長44mしかない非常に短いトンネルです。徳島駅の海部(かいふ)駅付近にあるため海部駅のホーム端から写真のように見ることができます。海部駅は徳島県南部(徳島駅から79.3km)に位置し、JR牟岐線と阿佐海岸鉄道の起点駅となっています。徳島駅から牟岐線の普通列車に乗ると2時間から2時間半ほどかかります。
なぜ山がないのにモヒカン頭のようなトンネルがあるのでしょう。
牟岐線は1973年(昭和48年)に牟岐 ~海部間が開業したことで全線開業となりました。トンネル竣工時の1973年(昭和48年)にはトンネルのところに小高い丘とも言える山が存在していました。しかし町内トンネル周辺の宅地造成に伴い山が切り開かれ、1976年(昭和51年)に現在の姿になりました。ごく普通の山のあるトンネルとして活躍したのはわずか3年ほどとなっています。
トンネルの上に少しばかり樹木が育っているため、元々は山があったと言われると納得できます。
「無用の長物」とも言えるであろう町内トンネルを一度実際に訪れて見てみることをおすすめします。
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