路線名いろいろ
山手線、大阪環状線、日豊本線など日本各地に多くの鉄道路線があります。最近では宇野みなと線のような愛称が付けられている場合もあり、路線名は非常に重要な存在なのではないでしょうか。
そんな路線名ですがパターンとして7つに分けることができます。(愛称の路線名は割愛)
1つ目は起点・終点や経由地などの国名を合わせたものです。予讃線、伯備線、日豊本線などが挙げられます。
2つ目は沿線の国名です。吉備線、相模線、越後線などが挙げられます。
3つ目は目的地や経由地です。数としてはこのパターンが最も多いと推測されますが、木次線、鹿児島本線、津山線、飯田線などが挙げられます。
4つ目は神社・仏閣、施設名などです。関西空港線、公園都市線(神戸電鉄)、勝山永平寺線(えちぜん鉄道)などが挙げられます。
5つ目は広域地名です。関西本線、山陰本線、東北本線などが挙げられます。
6つ目は起点と終点の地名を合わせたものです。姫新線、阪和線、福塩線などが挙げられます。
7つ目は山や川などの自然の地名です。鞍馬線(叡山電車)、立山線(富山地方鉄道)、鬼怒川線(東武鉄道)などが挙げられます。
これらに該当しない路線や捉え方によっては分類が変わる路線もあります。これらはその他に入れるにしろ、中央本線、東西線(JR、地下鉄等)、本四備讃線など少しばかりあります。愛称の路線名はこの7つに該当しないものや複数該当するものがあるのではないでしょうか。
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参考文献:今尾恵介『駅名学入門』中央公論新社 2020年 P.143~P.153